全国的に乾電池やバッテリーからの発火による爆発、火災、事故が非常に増えております。以前よりもスマートフォン等の電子機器や電子タバコからの自然発火による火災事故映像がニュース等で多く見られるようになりました。

原因は内臓バッテリー(特にリチウムイオン電池リチウムイオンバッテリーなど)です。近年、バッテリーは長寿命化や小型化が進み、中でもリチウムイオンはそれらを代表する種の電池です。しかしながら通常のマンガン電池やアルカリ電池よりも高出力で電圧も高くショートする危険性が高まります。

廃棄する予定の電池類を他の廃棄物と混合した状態で保管している、或いは電池類の電極が他の電池と接触する状態で保管しているなどは大変危険ですし、弊社が収集にお伺いする前に保管状況下での出火事故に繋がる可能性がございます。

 

以下はニュースの抜粋ですがボタン電池が原因で大きな火災になった例です
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「商業施設のタグに使用されていた使用済ボタン電池を同店では絶縁等の処置をせず電池が互いに接触する状態で保管されていた。製品評価技術基盤機構(NITE)などによると、電池はむき出しの状態でまとめて保管すると、電極同士が接触するなどして電圧の高い電池から低い電池に電気が流れ、過充電の状態となることがある。ボタン電池は、棒形の乾電池と比べ薄いため、電池同士が重なりやすく、過充電が起きやすいという。過充電となった電池は発熱し、破裂や発火につながることがあるという。府警は今回の火災では、袋の中で電池内に残った電気が別の電池に流れることで、一部の電池が過充電となり、発火した可能性が高いとみている。一般家庭でも、使用済みの電池を袋などにまとめて保管すると起こり得るといい、同機構は「電池を保管する際は、ビニールテープなどで絶縁してほしい」と呼びかけている。この火災は28日朝に発生し、午後1時ごろにほぼ消し止められたが、鉄筋2階建ての建物延べ約3千平方メートルの商業施設がほぼ全焼した。」2018年

 

以上のように乾電池、バッテリー等の発火・出火事故を防ぐために電池類の電極へテープ等を貼り付け絶縁処置を行った上で保管いただければと思います。
ご面倒かとは思いますがこれまで火災に繋がっていなかったとしても、電池自体が年々変化し便利となり、同時に出火する危険性も高くなっております。
事故を防ぐために乾電池の保管・廃棄方法を下記の参考写真を元にご協力頂きます様お願い致します。

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ボタン電池、その他電池類の絶縁方法(参考写真)