令和4年5月17日 正午頃 弊社の中間処理施設にて火災が発生しております。
出火から発見・通報まで迅速であった為、大事には至らず15時頃には通常稼働に戻る事が出来ました。
搬入予定でありました収集運搬業者様へは大変ご迷惑をお掛け致し、また関係各所へはご迷惑とご心配をお掛け致しましたことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
監視カメラの映像を確認したところ、混合廃棄物に混入していたリチウム系電池(リチウムイオンバッテリー)の発火現象とかなり酷似しておりました。
消防による原因の特定には未だ至っておりませんが、弊社ではこれまで再三にわたり当ホームページやお客様へのご案内文書等でお願いを申し上げております通り、廃棄物へ出火の危険性の有る物の混入を固くお断りしております。
リチウムイオンバッテリーは大変便利かつ現在ではあらゆる小型電子機器に採用され使用されております。しかしながらリチウムイオンバッテリーが原因で出火し大きな災害となる事例が比例して増加しております。
皆様におかれましても度々ニュース等でご覧になられているかと思います、
・列車内でカバンに入れていたスマートホンから突然出火
・走行中のトラックの積み荷から出火(電池運搬中)
・鉄スクラップ置場で切断作業中に出火
・航空機が飛行中にリチウムバッテリーから発煙 など
これらの殆どがリチウム系の電池が原因となる出火です。
排出事業者様、弊社へ搬入業者様、このページをご覧いただいております全ての皆様へ、今一度廃棄物の適正な処理と災害防止に努めて頂きたくご案内させて頂きます。
特にご注意頂きたい廃棄物の例
「カメラ、AV機器リモコン、時計、無線キーボード、無線マウス、モバイルバッテリー、デジタル辞書、携帯ゲーム機、電子タバコ、電動工具、キッチンタイマー、補聴器、ポータブルラジカセ、非常時誘導灯、非常用ランタン等電灯、携帯音楽プレーヤー、無線イヤホン、電動歯ブラシ、電動シェーバー、トランシーバー、ノートPC、ワープロ、住宅用火災報知器、無停電電源装置(UPS)、ロボット掃除機、ハンディ掃除機、携帯電話機全般」ほか
併せまして
「ライター、着火器具、スプレー缶、ガス缶、オイルライター用オイル缶、手指消毒アルコール全般、バーベキュー用着火剤、エタノール、シンナー系液体、発煙筒、生石灰、マグネシウム粉末等金属粉末、使い捨てカイロ、乾燥剤(シリカゲル)」ほか
電池使用機器に関しては電池を確実に取り外して頂く、または内臓式で分解できない場合は他の廃棄物と混合することなく分けて廃棄する、更に危険物同士が接触しないよう端子の絶縁処置をするなどお願いいたします。
また上記に類する廃棄物は、他の廃棄物と混合する事(ごみ袋内で混ざっている、ダンボール箱の中で混ざっている、他の廃棄物の下敷きになって発見できない、フレコンバックや大型鉄カゴの中に混ざり込んでいる)の無いよう徹底をお願いいたします。
産廃業者へ引き渡す前にも保管状況によってはお客様の目の前で出火する危険もございます、日頃より上記を廃棄される際には大変ご面倒かと思いますがご対応とご協力をお願い申し上げます。
危険な廃棄物に関しましては通常の処理工程と異なりますので、予め弊社にご相談いただければ安全に処理できる方法をご案内させて頂きますので重ねてお願い申し上げます。